選択的夫婦別姓を導入する立憲民主党と国民民主党の各法案と、旧姓の通称使用を法制化する日本維新の会の法案に関する2回目の参考人質疑が17日、衆院法務委員会であった。今国会の審議で初めて、選択的別姓を望む当事者が思いを語った。
- 【インタビュー】子どもがかわいそう?
「名字は自分を自分たらしめる大事な一部分」。香川県宇多津町の会社員割田伊織さん(立憲推薦)は、夫婦別姓を選べないために、パートナーの武井七海さんと婚姻できない実情を訴えた。
大学時代に出会い、2023年からともに暮らす。婚姻したら改姓してもいいと思ってきたが、いざ直面すると「姓を変えたくない」と感じている自分に気づいた。妻も同じ気持ちだった。
事実婚で「子どもを守れるのか」
事実婚を選び、公正証書を作…