囲碁の上野愛咲美女流立葵杯(23)が20日、男女競合の七大タイトル戦の本戦トーナメントで、女性初の4強入りを遂げた。大阪・北浜の関西棋院であった本因坊戦準々決勝で、元王座の村川大介九段(34)に逆転勝ちし、一力遼本因坊(27)への挑戦権獲得まであと2勝に迫った。
20世紀、七大タイトル戦は男性棋士が圧倒していたが、今世紀に入って女性棋士が急伸。上野のライバルである藤沢里菜女流本因坊(26)が4度にわたり8強入りしたが、準々決勝の壁は破れなかった。
上野は準決勝で余正麒八段(29)と孫喆七段(29)の勝者と対戦する。