囲碁の女子世界メジャー「第7回呉清源(ごせいげん)杯」決勝三番勝負の第2局が30日、中国・福州市で打たれ、第1局に勝ち優勝に王手をかけていた日本の上野愛咲美(あさみ)女流立葵杯(23)は敗れ、決着は12月1日の最終第3局に持ち越された。
上野は中盤の劣勢から刺し違え覚悟の勝負術で闇試合に持ち込んだが、中国の唐嘉雯(とうかぶん)六段(20)は冷静に局面をまとめて逃げ切り、黒番中押し勝ちでスコアを1勝1敗のタイに戻した。
第3局は日本時間午後1時に対局開始。上野には日本女子として初の世界メジャー制覇がかかっている。