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国会議員への高額の住宅手当に端を発した抗議デモでは、デモ参加者が火を放つ様子も見られ、周辺には治安当局がまいた催涙スプレーが漂っていた=2025年8月29日、ジャカルタ、河野光汰撮影
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 インドネシアで、高額な住宅手当が国会議員に支給されていることに反発が広がり、複数の都市で大規模な抗議デモが起きている。ジャカルタでは28日、バイクタクシーの男性が警察車両にひかれ、死亡する事態に発展したことで市民の怒りはさらに激化した。国家警察は関与したとされる警察官を拘束したが、事態の沈静化は見通せない。

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 「年間6億ルピア(約536万円)ものカネを受け取って、一体どこに家を借りるんだ。天国にでも住むというのか」

 28日、ジャカルタの国会議事堂近くであったデモで、主催団体の男性はこう糾弾した。

 6億ルピアは、ジャカルタ首都圏の年間最低賃金の約10倍にあたる。ジャカルタではこの日、労働組合や大学生の団体などが複数のデモを実施。国営アンタラ通信によると、参加者は4千人超に上ったという。

警官にひかれ市民死亡、国民の怒り拡大

 ことの発端は8月12日、最…

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