ウクライナ北東部ハルキウ州で、ロシア軍はミサイルなどによる激しい攻撃を加える一方、新たな地上作戦も進めている。ウクライナ軍が反撃に出て、攻防は一進一退だ。ウクライナは、新たな攻撃を警戒。提供を受けた武器を使ってロシア領内を攻撃することを認めるよう支援国に訴えている。
今回の地上作戦が始まったのは今月10日。ハルキウ州との国境に集結したロシア軍部隊がウクライナ領内に入った。焦点となった国境から5キロのボウチャンスク市を含め、戦闘は今も州都ハルキウ市の北の国境地帯から北東へ数十キロの範囲で続く。
ボウチャンスクをめぐって、ウクライナ軍は14日に「部隊はより有利な位置に移動した」として事実上の陣地撤退を発表した。米国のシンクタンク「戦争研究所」(ISW)の映像分析では18日にはすでにロシア軍が市中心部に入っていた。だが、ウクライナ軍は実際には市街戦で抵抗している。
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