国立大学協会の新会長に決まった東京大の藤井輝夫総長=2025年6月25日午後2時27分、東京都千代田区、島崎周撮影

 国立大学協会は25日、東京都内で総会を開き、新会長に東京大の藤井輝夫総長(61)を選んだ。任期は2027年6月まで。東大総長が会長に就くのは、13年まで務めた浜田純一氏以来12年ぶり。

 藤井氏は東大で海中ロボットの開発などに携わり、21年から総長を務める。「国立大をとりまく環境は色んな意味で厳しい。国内も、海外でも特に米国でアカデミアに対して厳しい状況にある。地方と大都市圏の連携をどうやってとるか、付属病院の厳しい経営環境もある。国立大全体のために汗をかいていきたい」と抱負を述べた。

 19年以来、過去最長の6年間にわたり会長を務めた筑波大の永田恭介学長は顧問に就任する。

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