国民民主党岩手県連は14日の常任幹事会で、夏の参院選岩手選挙区に公認候補を擁立しないと決めた。同選挙区で他党候補を推薦しないが、「反自民・非共産の姿勢で投票を呼びかける」方針を確認。立憲民主党現職、横沢高徳氏を事実上、支援する方向だ。
党本部の公募に応じた岩手に縁がある9人について、意向を確認しながら擁立の可能性を模索してきた。軽石義則県連代表は会見で、「選挙戦の準備、県連としてのバックアップ態勢も含めて検討した結果、今回は比例区を中心に取り組むべきではないかということになった」と説明した。
選挙区の対応について、「反自民・非共産という立場はこれまでも言っており、選挙区の投票も確実にお願いしたい」と述べた。
参院選比例区での公認が内定していた山尾（本名菅野）志桜里元衆院議員の公認を見送った問題については、「不透明感を感じている。なぜ名簿に登載することが必要だったのか。分かりやすく説明してもらいたい」と党執行部に注文した。
