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参院選で躍進し、記者団の取材に応じる国民民主の玉木雄一郎代表=2025年7月21日午後3時34分、東京都港区、南有紀撮影

国民民主党・玉木雄一郎代表 (発言録)

 【発言録】(石破茂首相が参院選で大敗したものの続投を表明した記者会見を見て)ちょっと驚きましたね。執行部も誰も責任を取らないということで、まるでこの選挙がなかったかのような対応で、選挙を通じて示された民意に対して真摯(しんし)に向き合っている姿勢を感じませんでした。

 衆院選、東京都議選、参院選と三つ連続で負けているということは、民間企業でいえば3期連続赤字みたいなもの。そのときに誰一人責任を取らないというのは普通はありえないと思うし、仮に続投するのなら、事態打開のビジョンを示して、党内外にメッセージを発するのが最低限やるべきことではないかと思います。

 例えば日米交渉をどう打開していくのか。野党との連携、多くの党が言った減税をどのように採り入れるのか、入れないのか。ビジョンも何も示さずにただ続けるということは、国民の理解はもとより、党内の理解も得られないのではないかと思う。自民党全体が民意を無視したと捉えられる可能性だってあるわけですからね。これからの自民党、与党内の政局を注意深く見守りたいと思います。 (東京・赤坂で記者団に)

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