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選択的夫婦別姓をめぐり、国民民主党の考え方について説明する円より子衆院議員(右)ら=2025年4月23日午後5時52分、国会内、南有紀撮影

 国民民主党の男女共同参画推進本部は23日、選択的夫婦別姓制度の早期導入を目指す方針を申し合わせた。「子の姓」を決める時期をめぐり、立憲民主党の案と同様に「婚姻時」と定めることに賛同の声が多かったが、「出生時」が望ましいとの意見もあったという。最終判断は党執行部に委ねる。

 円より子本部長は会合後、記者団に「選択的夫婦別姓を待っている人たちのために早期の実現を望む。細部にこだわるつもりはない」と強調。立憲案にも理解を示した。旧姓の通称使用を法制化する日本維新の会の案に対しては「絶対に乗らない」と語った。

 だが、自民党や維新が制度導入に慎重姿勢を示す中、古川元久代表代行は「幅広い与野党を超えた合意を目指す」と発言。党執行部としては、立憲との連携は慎重に判断する構えだ。

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