参院選への抱負を語る国民民主党の鈴木雅貴氏=札幌市

 7月の参院選北海道選挙区(改選数3)に国民民主党の公認候補として立候補予定の新顔鈴木雅貴氏(33)が10日、札幌市で記者会見し、「(国民の)手取り額を増やしていきたい」と党が掲げる政策を自身も強調した。

 鈴木氏は東京出身で大学卒業後、大手証券会社に7年間勤務。資産運用のコンサルタント業を営む。政治家を志したきっかけについて「今の生活に不安を感じている方々の声が政治の中に届いておらず、それを解決するため」と説明。

 また、北海道とのつながりについては「私自身は東京出身だが、妻が北海道出身、子供も北海道で生まれた。今の仕事のお客様のほとんどが北海道の方。恩返しがしたい」と話した。

 同選挙区を巡っては、現職の勝部賢志氏(65)に続く2人目の候補擁立をめざした立憲民主党道連と、独自候補を立てたい国民道連などが候補者調整を続けてきた。

 しかし、両党の最大の支持母体である連合北海道が「与党を切り崩すため、立憲と国民が1人ずつの候補で戦うことが最善の道だ」(須間等会長)として、国民が擁立する鈴木氏の推薦を決めた。

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