トヨタ自動車は、子どもから大人まで運転できる小型レーシングカートの製造・販売に参入する方針だ。価格を抑えて買いやすくすることで、「クルマ好き」のすそ野を広げる狙いだ。
30日、試作中のカートを公開した。同社のモータースポーツ部門「ガズー・レーシング(GR)」で、車両の開発を進めている。発売時期は未定だが、搭載するエンジンには植物由来のカーボンニュートラル燃料も使える。将来的には、水素エンジンを載せる構想もある。
ミニバンで運べるサイズに
自動車メーカーがカートを商品化するのは世界的にも珍しい。かつて国内ではヤマハ発動機が製造・販売していたが2000年代前半に車体製造から撤退した。今は国産のカートはない。
現在は欧州製が主流だが、価…