国連は24日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで再開した軍事作戦を受け、ガザでの人道支援活動を縮小する方針を発表した。職員の安全が脅かされており、グテーレス事務総長が「苦渋の決断をくだした」という。活動自体は続くとしたが、すでに深刻な状況の悪化は避けられそうにない。
国連によると、ガザには現地職員と国際職員がいる。今回縮小の対象になるのは国際職員で、現在いる約100人のうち3分の1ほどを退去させる見通しだ。
背景には激化するイスラエル軍の攻撃がある。今月19日にはガザ中部デイルアルバラにある国連職員の宿泊施設も攻撃を受けた。国連プロジェクト・サービス機関(UNOPS)のブルガリア人スタッフ1人が死亡し、ほかにフランスやモルドバ、北マケドニア、英国、パレスチナ出身の計6人が重傷を負ったとしている。
国連は「攻撃はイスラエル軍…