イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで、朝日新聞の通信員を務めてきたジャーナリストのムハンマド・マンスールさん(29)らの死亡を受け、国連のデュジャリック報道官は25日、報道関係者を保護する必要性を改めて強調した。米ニューヨークの国連本部であった定例会見で、戦時中の報道の大切さと危険性を指摘。ガザを含めた紛争当事者らに対し、「あらゆる形や方法を用いて、ジャーナリストは保護されなければならない」と語った。
- 「ガザの苦しみ、忘れないでと願う」 マンスール通信員が残した言葉
ジャーナリストの権利保護活動をする国際NPO「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)によると、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった2023年10月以降、ガザで犠牲になったジャーナリストは、3月24日現在で170人以上に達しているという。