国連世界食糧計画(WFP)は28日、パレスチナ自治区ガザで人道支援活動をしていた車両がイスラエル軍から銃撃されたと発表した。防弾仕様の車両に乗車していたスタッフにけがはなかったが、WFPはガザでの職員の移動を停止した。すでに停滞している人道支援に影響が出るのは必至だ。
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WFPによると、27日夜、ガザ中部に物資を運ぶトラックの護衛任務を終えて戻るところ、イスラエル軍の検問所から数メートルの距離で、運転席側への5発を含み、少なくとも10発撃たれた。車両には大きく「UN(国連)」という文字が入っていた。イスラエル側から何度も接近の許可を得ていたという。
過去にも職員に危険が及ぶ事…