国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のトゥルク人権高等弁務官は3日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファに設置された配給所付近で民間人への攻撃が相次いでいることに、「民間人の食料や救援物資の入手を故意に妨げることは、戦争犯罪にあたる可能性がある」と強く非難した。
ガザ保健省によると、ラファの支援物資の配給所付近で3日、イスラエル軍が発砲し、少なくとも27人が死亡、90人以上が負傷した。イスラエル軍も同日、米国主導の「ガザ人道財団」(GHF)が設けた配給所から約500メートル離れた場所に向けて射撃したことを認めた。
ガザ保健省や赤十字国際委員会(ICRC)によると、GHFの配給所付近では、1日と2日にも物資を受け取りに来た人たちが攻撃を受け、多数の死傷者が出ている。
イスラエルは3月初旬から2…