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2024年9月4日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会の会合=国連提供

 パレスチナ自治区ガザでイスラエル側の人質6人が遺体となって発見されたことを受け、国連安全保障理事会は4日、緊急会合を開いた。参加国からは、6人を殺害したとみられるイスラム組織ハマスへの非難が相次いだ一方、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で攻撃を激化させているイスラエル軍に対する批判も続いた。

 会合では国連のディカルロ事務次長が、人質は少なくとも101人はいると指摘。すべての人質の解放とガザの人道支援を拡大するためにも即時停戦が必要だとあらためて呼びかけた。

 一方で、西岸での軍事作戦を続けるイスラエル軍に懸念を示す理事国も多かった。アルジェリアは「言葉だけでは不十分だ」として、安保理がさらなる対応策を取るべきだと強調した。

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