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「似鳥国際奨学財団」の新たな奨学生と北海道大学院で学ぶ奨学生たちが交流した=2024年7月7日、ニトリHD札幌本社、鈴木優香撮影
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 家具大手のニトリホールディングス(HD、札幌市)の創業者、似鳥昭雄氏が私財を寄付して設立した「似鳥国際奨学財団」の奨学金を受けて学ぶ国内外の学生や元奨学生たちの交流会が7日、ニトリHDの本社で開かれた。

 アジア諸国を中心に商品を生産するビジネスモデルのニトリグループは海外でも積極的に出店を進める。日本で学ぶアジア諸国の学生をもっと増やそうと、同財団は2005年から経済的理由で就学が困難な若者向けに返済不要の給付型奨学金事業を開始。これまでに47の国・地域の延べ1万732人を支援している。19年からは、地方創生のねらいから地元の北海道大学大学院で学ぶ研究者を対象とする「みらいIT人財奨学金」も始めた。

 この日は、今年度の国内外の新規奨学生や北大院生らが参加して、交流を深めた。北大院で半導体関連の研究に励む森田彩乃さんは「将来の夢は北海道の半導体産業をリードする人材になること」と話した。財団の評議員を務めるニトリHDの白井俊之社長は「ぜひ奨学生同士でつながり、人々の役に立つ人になってほしい」と激励した。(鈴木優香)

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