在米被爆者の笹森恵子(ささもり・しげこ)さんが、昨年12月15日、米カリフォルニア州で死去した。92歳。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

 笹森さんは、1932年、広島市生まれ。13歳のときに広島の爆心地から約1・5キロで被爆し、上半身を熱線で焼かれた。やけどの痕の治療のため、米国人ジャーナリストの故ノーマン・カズンズ氏の招きで55年に渡米。「原爆乙女」と呼ばれた。

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