共生社会と地域作りについてのシンポジウムでは、小田原市の加藤憲一市長も取り組みについて語った=2025年4月30日午後3時58分、横浜市中区、上野創撮影

 福祉について深く広く学べる「かながわ福祉大学校」を、公益社団法人「かながわ福祉サービス振興会」(横浜市中区)が7月に開設する。専門知識にとどまらず、地域でさまざまな人が共生できる社会を目指し、力を発揮する人を育てていく。先月末には記念のシンポジウムも開かれた。

 「大学校」は文部科学省が管轄する教育機関とは異なる一般社団法人で、主に社会人向けに福祉に関わる教育プログラムを提供する。自治体職員や地方議員らが対象の「公共政策」、介護・福祉専門職や管理職向けの「介護・福祉専門」、地域のNPOスタッフや市民、民生委員が学ぶ「共生社会づくり」の三つの課程を準備している。

 大学校としての校舎はなく、県内の大学や施設などと連携し、講座を開く。参加者の交流を重視し、ネットワーク化も予定する。

校長は井手英策・慶応大教授 4月のシンポで基調講演

 4月30日には「地域共生社…

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