タイ北部チェンライで2024年9月13日、ドローンにより上空から撮影した洪水被害の現場=ロイター

 台風11号が東南アジアなどを直撃し、各地で大きな被害を出している。現地報道などによると、ベトナムを中心とする東南アジア各地や、中国で13日までに判明した死者数は、計340人以上となっている。

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 ベトナムでは大雨などで、北部を中心に洪水や地滑りが多発。台風が熱帯低気圧に変わった8日以降も被害が続いた。10日には最北部の村で土砂崩れが起き、12日の捜索で41人の遺体が見つかった。別の都市では橋が崩落した。

 ベトナム防災当局によると、ベトナム全土で13日夕までに254人の死亡が確認され、82人が行方不明となっている。

 また、北部イエンバイ省では、洪水により約1万8千世帯が浸水し、約5万9千人が避難を余儀なくされた。AFP通信が10日、地元当局者の話として伝えた。

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