Smiley face
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写真①「ビートルジュース ビートルジュース」のビートルジュース(マイケル・キートン) ©2024 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved

 何の因果かアニメのネタがなくて前回に続きホラー映画の話です。27日公開の「ビートルジュース ビートルジュース」はティム・バートン監督の妖しい夢が詰まった傑作です。10月4日公開の「悪魔と夜ふかし」は凝った仕掛けの怪作。その翌週公開される、ビートルジュースみたいに顔を××して「悪魔と夜ふかし」みたいにテレビで××したあの殺人鬼の映画は試写を見たけど……う~ん、パス(ホラーじゃないし)。

 バートンの出世作「ビートルジュース」(1988年)の物語の35年後をマイケル・キートンとウィノナ・ライダーという不変のキャストで描く「ビートルジュース ビートルジュース」は、自分勝手で人騒がせでふてぶてしくて下品なお調子者のビートルジュースのあきれた暴走が何と言っても楽しい。死後の世界で暮らす推定600歳の自称「人間怖がらせ屋(バイオエクソシスト)」。登場するなり自分のハラワタをぶちまけ大笑いするぶっとんだ魅力は不変、演じるキートンも不変、トシを全く感じさせません。元からああいう顔だし、顔を真っ白に塗ってるし。

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リディア(左、ウィノナ・ライダー)は娘の救出をビートルジュースに頼む

 前作でビートルジュースが恋したリディアを演じるライダーは、「トシを感じさせない」とは言えませんが年輪を刻んで貫禄が付いて奥深さを増した味わい。リディアは霊能力を生かして人気オカルト番組の司会を務め成功していますが、夫とは死別、「霊なんてインチキ」と吐き捨てるティーンエージャーの娘アストリッドに嫌われ、悩み深き日々を送っています。マネジャーのローリーとの交際が心の支えですが、コイツどうにもうさんくさい。

 ハロウィーンの日、とある事…

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