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2018年、インタビューに答える坂本龍一さん=東京都港区、関田航撮影

 米音楽界の優れた作品に与えられる第67回グラミー賞の候補作が8日発表され、昨年3月に亡くなった坂本龍一さんの演奏を収めた「Opus(オーパス)」がノミネートされた。授賞式は来年2月2日にロサンゼルスで開かれる。

 「作品」を意味する「Opus」は、坂本さんの息子の空音央(そらねお)監督が、闘病生活を送っていた父の最後のピアノ演奏を収録した作品。今回は「最優秀ニューエイジ、アンビエント、チャントアルバム」部門で候補作に入った。

 坂本さんは映画「ラストエンペラー」の音楽を手がけ、1988年の米アカデミー賞で日本人として初めてオリジナル作曲賞を受賞。89年のグラミー賞でオリジナル・テレビ・音楽アルバム賞を獲得した。その後も、映画「レヴェナント 蘇(よみが)えりし者」の音楽を手がけ、2017年のグラミー賞の候補作に入っている。(サンフランシスコ=五十嵐大介)

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