埼玉県立の男女別学高校の生徒や保護者、同窓生らが26日、「共学化反対」を訴え、さいたま市浦和区の県庁前からJR浦和駅西口までデモ行進した。
県立浦和高校の保護者らが中心の「埼玉県立高校の共学化に反対する会」が主催。同会がSNSなどで呼びかけ、別学12校の同窓生ら約250人が集まった。
息子2人が浦和高校を卒業した共同代表の小林麻衣子さん(48)は「男子校だから選んだ高校。大野元裕知事に生徒や保護者の声を聞いてほしい」と訴えた。
隊列の前方で「共学化反対」のかけ声を先導した同校2年の男子生徒(17)は「別学校への風当たりが厳しい中、声をあげる活動に意義があると思う」と話した。
県教育委員会は8月、共学化を推進するという報告をまとめている。