埼玉県八潮市の道路陥没事故は、発生から3カ月を経て、トラック運転手の救出に向けた準備が整った。なぜ、これほど時間がかかったのか。
- 下水道管で遺体を発見 八潮の道路陥没 家族「信じること出来ない」
事故が発生した1月28日、現場の消防隊員は運転手の男性と会話ができていた。だが、穴の土砂崩落が続いて隊員が負傷。直径10メートルほどだった穴も数日で直径40メートルほどに広がった。水の流入がとまらないなど想定外の事態が続き、二次災害の懸念がぬぐえなかったため、消防は救助をいったん断念。県によると、管内には硫化水素も充満し、現場に来た自衛隊も消防以上の手が打てなかったという。
知事で会見でこぼした「本音」
陥没は下水道管が破損し、そ…