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陥没現場に投入された「アイビス2」(左)。右は先行開発した「アイビス1」
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 埼玉県八潮市の道路陥没事故から約3カ月、不明となっているトラック運転手の救出が近く再開される見通しだ。このトラックの位置を特定したのは千葉市に本社を置くドローン開発会社・リベラウェア社。実績を聞きつけた自治体や下水道業界などから同社への依頼が相次いでいるという。世界でも数少ない室内用ドローンの性能やその可能性は。

 事故発生から8日後の2月5日。陥没現場から600メートルほど離れた場所から、同社のドローン「アイビス2」が、下水道管(直径約4.75メートル)内へと投入された。高性能カメラが映し出す映像をモニターで確認しながら、操縦者がゆっくりと奥へ飛ばしていく。

 中は真っ暗だ。ドローンに搭載されたライトの光を頼りに、壁沿いに進む。土砂で行き止まりになった付近を探索すると、転落したトラックのものとみられる運転席を発見した。

電波届くか不安も

 「地下の下水管という場所で…

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