29日午前10時10分ごろ、堺市堺区神南辺町5丁の古川下水ポンプ場で、消防設備の点検をしていた作業員から「仕事中に同僚が倒れ、意識がない」と119番通報があった。
大阪府警や堺市によると、20代と40代とみられる男性2人が搬送されたが、その後に意識を取り戻し、命に別条はないという。
府警や市によると、ポンプ場は地上3階・地下4階の施設で、普段は無人だが、この日は消防設備の点検で4人が作業をしていたという。
搬送された2人は1階の発電室で倒れていたといい、通報した作業員は「二酸化炭素が漏れていることを知らせる警報アラームが作動していた」と話しているという。府警や消防が当時の状況を調べている。
現場は南海堺駅から北西に600メートル離れた工場地帯の一角。