「オクタビオ・パスのために」(2024年)の展示 現在の美術界を代表する一人、ドイツ出身のアンゼルム・キーファーさんが日本では約30年ぶりとなる大規模個展を6月22日まで、京都・二条城で開いている。ドイツ史や西洋文明、神話を踏まえた重厚な表現を展開してきた美術家が、戦後80年に古都で問うものは何だろうか。 ■原爆の荒廃、敗戦国の苦渋、照らす太陽…