電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス=米国立アレルギー・感染症研究所提供

 新型コロナウイルスの感染者が増え、変異ウイルスの広がりが注目されている。強いのどの痛みを訴える人が多いという。感染症に詳しい専門家に注意点などを聞いた。

 厚生労働省のまとめによると、全国の定点医療機関から報告される感染者は9週連続で増加。直近では17日までの1週間に報告された、1医療機関あたりの感染者は6・30人(前年同時期は8・50人)で、計2万2288人だった。

 注目されているのが、変異株「NB.1.8.1」。ゲノム解析の結果では、7月末時点で国内で約28%、その系統を含めると約81%を占めた。

 「ニンバス」という俗称で、SNSなどでも話題にのぼることが増えている。海外メディアなどによると、「N」と「B」が含む俗称としてつけられたという情報もあるが、はっきりしたことはわからない。正式名称ではなく、海外の研究者がつけた俗称が話題となって広まっているとも指摘されている。

重症化少なく上気道に症状 オミクロン株の特徴

 変異株「NB.1.8.1」…

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