阿波踊りを披露する越谷北高吹奏楽部の生徒たち=2025年5月11日、埼玉県越谷市、伊藤悟撮影

 埼玉県立越谷北高校の吹奏楽部の生徒が、越谷市内で11日に開かれた定期演奏会で、市の夏の風物詩の阿波踊りを披露した。

 同部が今年3月、浜松市で開かれた全日本高校選抜吹奏楽大会に初出場した際、学校や市の動画を作製することになり、毎年、約70万人が集まる市を代表するイベント「南越谷阿波踊り」を紹介したのがきっかけ。「南越谷阿波踊り振興会」の会員らが指導し、大会の舞台で4人の部員が踊り、全国から集まった高校生や吹奏楽関係者を楽しませたという。

 あらためて地元の人にも見てもらおうと、定期演奏会のアンコールで、吹奏楽用にアレンジした「阿波ぞめき」の演奏に合わせて、1年生21人が踊りを披露。振興会の約30人も踊りや鳴り物でサポートした。吹奏楽と阿波踊りの絶妙な調和に、観客からは大きな拍手があがった。

 顧問の宮本陽一教諭は「生徒自身で考え運営するのが部の特徴。校外の人と一緒に取り組んだことは、良い思い出になると思う」と話した。

共有
Exit mobile version