第107回全国高校野球選手権山梨大会の運営委員会が5日、甲府市内で開かれ、大会の概要が決まった。今年は33校31チームが参加する。7月10日に開幕し、23日に決勝が行われる予定。組み合わせ抽選会は今月19日にある。熱中症対策として、気温が高い時間帯の試合を避ける取り組みを継続する。
全30試合のうち24試合が山日YBS球場(甲府市)で行われる。11~13日に予定される1回戦計6試合は富士北麓(ほくろく)公園野球場(富士吉田市)である。開会式は10日午前8時45分から山日YBS球場で行われる。
シードは春の県大会の上位8校。「第1シード」は優勝した山梨学院で、唯一2回戦から出場する。「第2シード」は準優勝の帝京三。4強に入った甲府西と駿台甲府は「Aシード」、8強入りした身延、東海大甲府、甲府工、富士学苑は「Bシード」となる。
出場校とチームの数はともに前回から1減になる。山梨農林、塩山、上野原の3校が連合チームとして出場する。組み合わせ抽選会は19日午後2時半から甲府市内で、各校の主将が参加して実施される。
熱中症対策として、山日YBS球場で3試合が組まれる12~15日は、第3試合の開始を午後3時とする。また、体内の深部体温を下げるのに効果があるとされる「アイススラリー」(シャーベット状の飲料)を、各試合ですべての選手と審判員に提供する。放送による観客への注意喚起の回数は昨年より増やす。
入場料は一般800円、高校生200円、中学生100円。障害者と小学生以下などは無料。