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 第107回全国高校野球選手権滋賀大会が6日に開幕する。そこで気になる、大会の注目選手。参加する県内52校の主将に聞いた。

 朝日新聞は5~6月にアンケートを行い、「県内の他校で『すごい』と思う選手」を1人選んでもらった。52人の主将全員から回答があり、「該当なし」は3人だった。

3位は3票が入った4選手

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滋賀学園の土田悠貴投手=2025年6月22日午前9時50分、滋賀県東近江市、仲程雄平撮影

 3位は3票が入った4選手。滋賀学園の土田悠貴投手(3年)、三塁手・吉森爽心選手(2年)、瀬田工の岡本一徹投手(3年)、八幡工の上林一歩投手(2年)だった。

 土田投手は最速140キロ超の直球とキレのあるスライダーが武器の好投手で、吉森選手は好機に強い強打者だ。土田投手には「同級生とは思えない堂々としたピッチングをする」、吉森選手には「どんな状況でも冷静な判断と打撃で、ものすごく高い技術を持っている」などの声があった。

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滋賀学園の吉森爽心選手=2025年5月10日午後1時44分、マイネットスタジアム皇子山、仲程雄平撮影

 岡本投手は右下手投げから力のある球を投げ、上林投手も直球に力がある。岡本投手には「変則的なフォームから力強いストレートとキレのいいスライダーを投げる」、上林投手には「横で見るよりも打席に入るとストレートがより速く感じ、簡単には打てないと感じた」などの声が寄せられた。

2位は八幡商・脇坂航大選手

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八幡商の脇坂航大選手=2025年6月21日午後2時47分、京都市伏見区、仲程雄平撮影

 2位は7票で八幡商の左翼手・脇坂航大選手(3年)。1年生のときから試合に出ている不動の4番で、パワーに自信をもつ。各主将は「打率も高く長打も打てる滋賀県で一番の打者だと思う」「広角に打ち分けることができ、今まで試合をしたなかで、最も手ごわい選手」などと打力をたたえた。

1位は八幡商・磯部煌太選手

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八幡商の磯部煌太選手=2025年6月21日午後3時10分、京都市伏見区、仲程雄平撮影

 1位は11票で八幡商の中堅手・磯部煌太選手(3年)。注目選手を挙げた主将49人の4分の1近くの支持を集めた。脇坂選手とともに1年生のときからレギュラー。50メートル走が5・91秒の1番打者で、長打力もある。

 「磯部選手」と回答した11人のうち10人が、走攻守そろった選手であることを理由に挙げた。「最高のリードオフマン」「オフェンス・ディフェンス全てにおいて欠点が見当たらない」「どこに投げても打ち損じがなくヒットにして、決め球を投げてもファウルで粘られる」などと絶賛する言葉が並んだ。

綾羽・北川陽聖選手に2票

 残り19票のうち2票は綾羽の北川陽聖選手(3年)。こちらも俊足の好打者だ。北川選手を挙げた主将は「秋に対戦したときには、守っていて怖いバッターだと感じた」などと回答した。

17選手に1票が入る

 1票が入ったのは、滋賀学園・長崎蓮汰▽近江・上田健介、杉本将吾、箕浦太士▽滋賀短大付・桜本拓夢▽八幡商・川崎陸翔▽虎姫・桜淳士▽米原・東光大和▽彦根翔西館・山本成翔▽彦根東・服部航平▽瀬田工・平野壱星、田尻颯大▽高島・北村龍唯▽八日市・種村颯斗▽水口・殿北聖七▽近江兄弟社・中田大貴▽国際情報・古川善之の17選手だった。

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