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選手宣誓を決めるくじに臨む各校の主将たち=2025年6月20日午後4時13分、福岡市城南区、山本達洋撮影
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 第107回全国高校野球選手権福岡大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が20日、福岡市城南区の福岡大学であった。出場する134校132チームの対戦相手が決まり、7月5日に久留米市野球場で開会式がある。決勝は、順調に進めば27日に同球場である。

 抽選会場では各チームの主将が集まり、順番に檀上に上がった。机の上に並べられた札を引き、番号とチーム名を読み上げた。

 参加するのは南部70チーム、北部62チーム。北部の田川科学技術と東鷹、南部の久留米筑水と輝翔館がそれぞれ連合チームとして出場する。開会式後の5日午後0時半からの開幕試合は福岡西陵と浮羽工の対戦となった。

 昨夏の甲子園でベスト16、選抜でもベスト8入りした西日本短大付は11日に伝習館と三潴の勝者と対戦する。小川耕平主将(3年)は「春の選抜では、全国クラスのチームを見てきた。まずは福岡を制して、この夏こそは日本一になりたい」と語った。

 2023年以来となる10回目の夏の甲子園出場を目指す九州国際大付の初戦は11日で、宗像と常磐の勝者と戦うことになった。三宅巧人主将(3年)は「どこの学校が相手でもやることは同じで、全力でぶつかっていくだけ。夏の頂点に立つ自信がある」と語った。

 開会式への参加は、前年に引き続いて選択制。3回戦までは南部と北部に分かれて対戦し、それぞれ勝ち上がった各16チームが戦う。優勝校は8月5日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。

 福岡大会の入場料は大人800円、高校生200円、中学生以下無料。障害者手帳の提示で、本人と介助者1人が無料。

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 選手宣誓には66人が手を挙げた。抽選の結果、三池工の安武仁主将(3年)に決まった。

 「11年間野球を続けてきたが、最後の夏。野球で培った自信とやる気を発揮したい」と希望した。抽選で引いた封筒の中には「君に決定!」の札が入っており、見た時は「震えがきた」という。

 「今から緊張するけれど、大きな声ではきはきと、球児みんなが元気になるような選手宣誓をしたい」

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