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実技研修会を受ける審判委員ら=2025年6月15日午後1時13分、兵庫県明石市荷山町、原晟也撮影
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 7月5日に開幕する第107回全国高校野球選手権兵庫大会を前に、審判委員の実技研修会が15日、明石市の明石高校で開かれた。

 審判委員は、会社員や大学生、警察官、消防士などがボランティアで務める。この日は、兵庫大会でグラウンドに立つ予定の19~64歳の審判委員約80人が参加した。

 明石と神戸国際大付の選手が協力し、ストライクゾーンの確認や、走者を塁に置いた打球判定などがあった。「アウト」「セーフ」のコールのほか、「もっと近づいて確認しよう」などと指導する声が飛び交った。

 夏の兵庫大会に初めて立つ予定の大阪経済大2年の坪井一紗(かずさ)さん(20)は神戸甲北高校の元野球部員。当時から「グラウンドの中で責任を持って1人で判断を下す姿が魅力的だった」と審判委員を目指していたという。大学入学後、研修会などを約1年間受け、今春に初めて県大会で塁審を務めた。「選手たちのプレーを支えられるように、自分も全力で動いて正確な判断をしたい」と話した。

 大会は164校、153チームが出場。17日に抽選会、29日に開会式があり、7月5日に試合が始まる。決勝は7月27日の予定。

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