得度式を終え、そり上げられたばかりの姿で記念写真に臨む子どもたち=2025年8月4日午前10時48分、京都市下京区、新井義顕撮影

 真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で4日、僧侶になるための儀式「得度(とくど)式」があった。夏休み中の子どもたちも全国から参加し、お坊さんの仲間入りをした。

 真宗大谷派では、宗祖・親鸞が9歳で得度したとされることにならい、同じ年齢から得度を認めている。この日は、親鸞像を安置する御影(ごえい)堂で、9歳の小学生40人を含む96人が式に臨んだ。大谷暢裕(ちょうゆう)門首からカミソリを頭にあてる「剃刀(ていとう)の儀」を受け、僧侶になった証しの「墨袈裟(すみげさ)」と法名を授かった。

 真宗大谷派によると、子どもたちは「みんなにやさしいお坊さんになりたい」「おじいちゃんみたいな、お経を読む声がかっこいいお坊さんになりたい」と抱負を述べたという。

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