今年8月6日の平和記念式典に向け、広島市は外交関係のある全ての国・地域に案内状を送る方針だ。その対象にはウクライナ戦争以降、招いてこなかったロシアとベラルーシも含まれる。そもそも3年続けて両国を招かなかった理由とは。市への開示請求で入手した文書を元に検証した。
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ウクライナ戦争が始まって3カ月近くが経った2022年5月。広島市役所2階にある市民活動推進課の電話が鳴った。
同課の複数の職員によると、電話の主は外務省職員だった。職員の一人は「何でロシアを呼ぶのか。電話はそういう趣旨だった」と証言する。
繰り返された外務省の回答とは・・
その直前、松井一実市長は欧…