桜や桃、梅などの木を食い荒らすカミキリムシの被害を食い止めようと、茨城県は今年度から外来種の成虫を駆除した人にプリペイドカードなどを贈る制度を新設した。
駆除の対象となるのは、いずれも光沢のある黒色で、前胸部が赤い「クビアカツヤカミキリ」(体長2・5~4センチ)と、背面をおおう翅(はね)に白い斑点がある「ツヤハダゴマダラカミキリ」(同2~3・5センチ)。
もとの生息域は中国や朝鮮半島で、輸入木材に付着して国内で繁殖したとみられ、日本の生態系に害を及ぼす可能性のある「特定外来生物」に指定されている。
県によると、成虫の発生がピ…