富士五湖の一つである本栖湖（山梨県富士河口湖町・身延町）で、外来魚「レイクトラウト」の駆除作戦が本格化している。地元漁協によると、遊漁客に人気のヒメマスがここ数年は不漁で、レイクトラウトによる捕食も確認された。観光面の影響が大きいため、生息環境をコントロールすることを目指している。
4月25日、山梨県水産技術センターの職員が本栖湖で捕獲した約70センチのレイクトラウト2匹の腹部に、発信機（長さ10センチ、直径1・5センチ）を埋め込み、湖に戻した。
岡崎巧所長は「発信機から出される超音波をたどって産卵場所を特定し、効率的に駆除します」と説明した。今年度中に33匹に付け、来年秋にかけて産卵場所の特定を進めるという。
「中禅寺湖から持ち込まれた可能性高い」
初めて本栖湖で捕獲されたの…
