大分県教育委員会は20日、部活動顧問を務める県立高校の50代の男性教諭が、部の複数の外部指導者のガソリン代として保護者会から預かった「油代」の総額80万円を着服した疑いがあると発表した。教諭は県教委に着服を認めたという。
県教委によると、教諭は2021~23年度に油代80万円を保護者会から預かったが、外部指導者らには渡しておらず、偽の領収書をつくって保護者会に渡していたとされる。
部活は現在も継続しているが、教諭は自宅待機になっている。着服したとされる80万円について教諭は「昨年12月に保護者会に全額返金した」と説明しているという。
県教委は「現段階では詳細がわかっていないので、本人や学校からさらに事情を聴き、学校側の対応についても問題があったかどうか調べる」としている。