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多摩川河口の干潟での体験学習でカニを捕まえた女子児童=2025年6月24日午前11時2分、川崎市川崎区、稲石俊章撮影
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 多摩川河口の干潟で生き物などを観察する体験学習「ガタガタ探検隊」が24日、川崎市立東大島小学校(川崎区)の5年生45人が参加して開かれた。多摩川の魅力を伝える活動をしている「多摩川クラブ」代表で俳優の中本賢さん(69)が、4月に同小で川の歴史や現状の「授業」をし、今回は実際に干潟を歩いた。

 クラブメンバーの阿部英夫さん(65)が案内役を務めた。ライフジャケットを身につけた児童らは、干潟にアシハラガニが大量にいるのを見つけて歓声を上げた。チゴガニが白いはさみを上下に動かす求愛ダンスも少し離れた場所から眺めた。児童らは干潟にある石をひっくり返して、カニやエビを捕まえる体験もした。

 終了後、児童は「いろんな生き物がいて楽しかった」などと感想を発表した。阿部さんは「多摩川はかつてひどく汚れていて、50年かけてここまできた。これからどういう川になってほしいのかをみんなに考えてほしい」と語りかけた。

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