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 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が妻の出産に合わせて産休制度の「父親リスト」に入って戦列を離れた。出産に立ち会う選手のために2011年に導入され、最長3日間の取得が可能。その期間は代わりに他の選手を出場登録できる制度で、メジャーでは一般的に使われている。大谷の利用で日本でも関心が集まり、プロ野球選手会でこうした制度の提案を検討する動きが出てきた。

 メジャーで活躍する日本選手も過去に「産休」を取得してきた。カブスの鈴木誠也は22年9月に父親リスト入りし、妻の日本での出産に立ち会うため一時帰国。3日を超えた後は「制限リスト」に移行し、約10日間チームを離れた。パドレスのダルビッシュ有やタイガースの前田健太も利用した経験がある。

 大谷は2日間欠場した後、20日に復帰した。ドジャースのロバーツ監督は「仕事と生活を両立できることを示している」と評した上で「彼が戻ってきてくれて良かったし、何より元気な女の子が生まれたことをうれしく思う」と祝福した。

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