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衝突現場の地図

 大分県津久見市沖の海上で13日朝、砂利採取運搬船とヨットが衝突してヨットの男性が死亡した事故で、大分海上保安部は運搬船の船長、望月佑紀容疑者(28)=静岡県焼津市=を業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕し、14日発表した。認否を明らかにしていない。

 同保安部によると、望月容疑者は運搬船「第38さだ丸」(492トン、長さ約65メートル)の船長。13日午前8時15分ごろ、霧やもやなどで視界がよくないにもかかわらず、船を停止、徐行させるなどの注意義務を怠り、ヨットと衝突。乗っていた大分市の医師、山本真さん(70)を死亡させた疑いがある。

 同保安部は目撃者への聞き取りなどから、ヨットの乗船者は山本さんだけだったと判断している。運搬船のほかの乗組員4人から話を聞くなどして事故原因を調べるという。

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