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 混合ダブルス決勝でプレーする吉村真晴(奥)、大藤沙月組=ドーハ近郊(共同)

 世界卓球混合ダブルスの吉村、大藤組は大会中に急成長した。第16シードから格上を次々と破り、たどり着いた24日の頂上決戦。パリ五輪を制した中国ペアにはね返されたが、吉村は「勝てる試合だった」と悔やんだ。

 31歳の吉村は世界卓球で石川佳純と組んで金1、銀2のメダルを獲得。大会を通じて10歳年下の大藤との連係を磨いた。大藤の鋭いサーブ、吉村の強打といった持ち味を発揮したが最後は力尽きた。

 初結成した昨年10月のアジア選手権は準々決勝敗退に終わるなど、順風満帆ではなかった。それでも大藤は「いろんなことを教えてもらい、信頼関係ができた」という。縁起のいい「大吉ペア」は大きな収穫を手にした。

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