中央大時代の大橋祐紀©JUFA/REIKO IIJIMA

 28歳にして、初めてサッカー日本代表に選ばれた。

 FW大橋祐紀(ブラックバーン)は7日にサウジアラビア・ジッダで行われたチームの初練習後、喜びをかみしめるように言った。

 「どの選手も目指す舞台。プロになる前から、ずっと日本代表の試合は見ていたし、プレーしたいと思っていた」

 苦労を重ねて、ようやくたどりついた。そんな実感が込められていた。

 「エリート」とはほど遠いキャリアを歩んできた。

 10年前、千葉・八千代高から中央大のセレクション(選考試験)を受けたが、スポーツ推薦試験では不合格。学業も重視される学部ごとの推薦試験に合格して進学した。

 佐藤健総監督(当時GM)は…

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