国際的な自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で2023年、出場選手が対向車線の車と衝突して死亡した事故を受け、専門家による第三者委員会が4日、報告書を公表した。独自ルールの「片側1車線方式」について、「必ず撤廃しなければならない」と提言した。
事故は23年9月8日、約20人の選手集団が上富良野町の見通しの悪い下り坂の右カーブに差しかかったときに起きた。中央大の男子選手(当時21)が対向車線にはみ出し、旭川市の60代の男性の乗用車と正面衝突し、死亡した。
レースは原則左側1車線で行われ、対向車線については、主催者の「ツール・ド・北海道協会」が交通規制することになっていた。選手には対向車線に出ることを禁止していた。
報告書によると、乗用車の男性は規制区間内で車を止めてレースを観戦していた。その後、選手の集団が約2分間切れ、選手が来ない時に走り始めたとみられる。先導車両はいなかった。この車を含む15台が規制区間にいて、3台は停止させられなかった。
試算すると、先導車両は40台は必要だったが、実際は7台だけだった。
ツール・ド・北海道では、1987年の開始期から片側1車線方式がとられていた。
この運用に対し、選手や審判…