記者会見で宇都宮線140周年記念行事とロゴなどを発表するJR東日本大宮支社のメンバー。右端が石井剛史支社長=2025年6月13日、さいたま市大宮区、岩堀滋撮影

 JR宇都宮線の大宮駅―宇都宮駅間が、前身の私鉄による開業から7月16日で140年を迎える。JR東日本大宮支社は記念列車の運行などを計画している。

 同支社によると、1885年3月の大宮駅開業から4カ月後に蓮田、久喜、栗橋、古河、小山、石橋、宇都宮の各駅が設置され、大宮―宇都宮間が開業した。

 記念列車「三県地酒で乾杯号」(E257系9両)は7月26日の運行。主に東海道線の特急などに使われ、普段は宇都宮線を走行しない車両が使われるという。埼玉、茨城、栃木3県の地酒や特製おつまみ弁当などがふるまわれる。乗車チケットは6月20日午前10時から、JRE MALLチケット同支社店(https://event.jreast.co.jp/shop/detail/a005)で先着順に販売する。

 また、駅弁発祥の地とされる宇都宮駅近くの店舗と同支社員で共同開発した栃木県産米や山菜などを使った記念駅弁「いっこく野州どり山菜弁当」(税込み1200円、千個限定)も販売する。7月16日午後2~5時に蓮田、久喜、栗橋の3駅で、同午後3~6時に古河、石橋の2駅で販売。7月19、20の両日に大宮、8月30日に小山の各駅で、それぞれ午前11時~午後4時にある記念マルシェでも購入可。宇都宮では7月26日、マルシェ開催にあわせて、構内の松廼家店舗で販売。

 大宮、宇都宮、小山の3駅では、沿線のクラフトビールなどが楽しめる「ちょい飲みスタンド」も設けられる。小山駅では、駅名標などの鉄道古物販売もある。

 大宮―宇都宮間で働く同社員計約2千人が8月末まで、140周年記念のロゴマークが入った缶バッジを身につけ、「日頃の感謝を伝える」という。

 石井剛史・同支社長は「沿線利用のお客様に感謝をお伝えしたい。沿線地域の皆様にも楽しんでいただければ」と話している。

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