【ロンドン共同】日本相撲協会は4日、ロンドン公演を来年10月15~19日に開催すると発表した。海外公演は2005年の米ラスベガス以来で、ロンドンは1991年以来2度目。八角理事長(元横綱北勝海)が前回と同じ会場となるロイヤル・アルバート・ホールで記者会見し「日本古来の伝統文化である大相撲の魅力を存分に楽しんでいただきたい」と話した。
91年の公演で横綱として優勝した理事長は「最後に英語でスピーチすると言われて、大変緊張した5日間だった」と述懐。報道陣に四股やすり足を披露した十両北の若(八角部屋)は「来年出させていただいたら、優勝を狙って頑張りたい」と語った。
会見では英メディアから「女人禁制」に関する質問が出る一幕も。現地での注目度は高く、八角理事長は「今は外国人の方たちが日本で本場所だけでなく稽古場にもたくさん来ている。興味があると思うので、日本の伝統文化を紹介できたら」と開催意義を強調した。