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福岡大空襲について歌った歌を披露する岡村釦さん=2024年6月19日午後2時23分、福岡市中央区天神3丁目、伊藤未来撮影
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 1千人以上の死者・行方不明者が出た福岡大空襲から19日で79年。福岡市中央区の光円寺では、空襲で亡くなった人を追悼する法要があった。本堂には今年も、空襲の体験者の言葉をもとに作った曲を歌い続けるミュージシャンの姿があった。

 岡村釦(ぼたん)さん(53)がギターを抱えて、本尊の前に立つ。「次の戦争を起こさせないようにするために声を上げることは、誰もがやらなくちゃいけないことなんじゃないか」

 そう語ると、エレキギターをかき鳴らしながら歌い出した。

 「シャッターに守られた防空壕から逃げられずに63人もの人たちが蒸し焼きになって死んでしまった」

 「平和を守るというかっこいい総理大臣 見せかけだけの役立たずのシャッター」

 演奏を終えると拍手が起こった。

 岡村さんは、故・忌野清志郎さんら平和や反原発などを歌うミュージシャンに影響を受け、10代後半から歌を作るようになった。

 福岡大空襲に強く関心を持つ…

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