東京証券取引所は30日、年内最後の取引となる「大納会」を迎えた。日経平均株価は前週末比386円62銭(0.96%)安の3万9894円54銭で取引を終えた。4万円には届かなかったが、年末の株価としては1989年以来、35年ぶりに最高値を更新した。前年末と比べると6430円(19%)上がり、年間ベースでは2年連続の上昇となった。
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今年はバブル期の最高値を更新して4万円台もつけたが、過去最大の暴落を記録するなど激動の1年となった。
それでも全体として底堅く動いたのは、1月から新NISA(少額投資非課税制度)が拡充され個人投資が促進されたことに加え、生成AI(人工知能)ブームも後押しした。米エヌビディアの業績が大きく飛躍し、それに牽引(けんいん)される形で日本の半導体関連株も上昇した。
7月には史上最高値となる4…