2度目のISS滞在のワッペンを手に笑顔を見せるJAXAの大西卓哉飛行士。ワッペンの絵柄は、夜明けの筑波山とISSをイメージしたもの。地上クルーとの連携が重要だとして、このデザインを希望した=東京都千代田区のJAXA東京事務所

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉宇宙飛行士(48)が27日、2回目となる国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在に向けて記者会見し、「滞在はこれが最後だと考えている。これまでの経験や知識の集大成として、全力でミッションをなしとげたい」と抱負を語った。

 大西さんは、2016年に約4カ月にわたりISSに滞在。「前回は春夏通じて甲子園初出場のようで、地に足がつかなかった。今回は2回目の出場なので、何をするべきか自分の頭の中にイメージができあがっている」と自信を見せた。

 来年2月にも始まる今回の滞在は約半年間の予定で、日本実験棟「きぼう」で科学実験に取り組む予定だ。大西さんは「準備は順調だ。明日、行けと言われても行ける」と話した。

 一方、米航空宇宙局(NAS…

共有
Exit mobile version