「イニシア千住曙町」の前に立つ代表理事の応田治彦さん=2024年12月26日午後0時40分、東京都足立区、河崎優子撮影

 節約できるところはとことん削り、使うところにはケチらず使う――。老朽化していくマンションをどのように管理するかによって、資産価値を維持できるかどうかが決まる。東京都足立区の24階建て大規模マンション「イニシア千住曙町」(全515戸・築16年)の代表理事で、管理好きが高じてマンション管理士の資格も取った応田治彦さん(61)に、その極意を聞いた。

――マンション管理にお金はつきものです。どのように確保するのですか

 自由に使えるお金を確保すれば、新しい共有スペースを作ったり、植栽で彩ったりでき、住民の住み心地がよくなるのはもちろん、マンションの価値も上がると思います。

 例えば、保険の見直し。うちのマンションでは契約年数を1年から10年に延ばしたり、保障内容を見直したりして保険料を抑えました。

記事の後半では、具体的な節約術やお金の使い道、総会運営のコツについて紹介しています。

 電気の契約も、これまでは家…

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